体質7割、環境3割【科学的根拠のある原因】
きつ音のおおくは2歳から4歳に発症します。だいたい人口の5%です。そのうちの4割が突然、発症します。
つまり、子供は3歳児検診までには約6割が、きつ音を発症するのです。
じつは日本では原因は不明とされていますが、外国では科学的根拠のある研究によって証明されています。
体質7割・環境3割
吃音の原因は、遺伝子などの内的要因(体質)が7割で、外的要因(環境)が3割という結果がでています。
■そのほかの例■
・言葉の発育の早いひとが多い
・外界への反応に敏感で、頭の回転は早いけれど能力以上に自分を表現しようとして、うまくいかず、逆につまるようになってしまった
・吃音者の真似をしていたら、本来の自分の発声ができなくなった
・周囲の関心をひくために突飛な言動に出たらなった
などありますが、どれも定説ではありません。
■間違った知識をなくそう■
左ききを右ききに変えると、きつ音になる。いいえ、これまでの研究でならないことがわかっています。
ほかにも「小さい時にドングリを食べた」「小さい時にいけないことをして罰があたった」ことでもなりません。
■自然回復もある■
発症後、4年で発症した子供の74%が自然に回復したという科学的根拠があります。
ただし「男児」かつ「家族にきつ音者がいる」という2つの要因が重なると、回復する確率が下がります。
女児のほうが回復しやすく。これは腹式呼吸に早く移るためという説があります。
■きつ音者の子供は、きつ音者になるか■
科学的根拠によれば15%以下です。