吃音の改善法

逃げずにきつ音と向き合おう

 

 

■きつ音を隠しても、回避しても人生は変わらない。むしろ悪化する■

 

きつ音があることで、嫌な思いを重ねてきたあなた。

 

「人と話したくない」「会話をする場所に行くのはやめよう」と考えてしまう気持ちはわかります。

 

けれど、そのように回避する行動を続けていることで、別の問題が発生します。

 

あなたのことを知らない他人からは、無愛想、不誠実な人と思われます。さらに、自分自身にも問題が起きるかもしれません。

 

人との接触を避け続けていると、対人恐怖症になる場合があります。いまは社交不安障害と呼ばれていますが、きつ音の大人は約40%発症するといわれています。

 

社交不安障害と診断されると薬物療法も検討しなければなりません。

 

けれど、あなたがきつ音を隠さず、逃げずに生きれば、その問題の発生をなくすことができるのです。

 

 

■ロールプレイングをしよう■

 

きつ音をからかわれたり、笑われた時の対策を自分でも考えておきましょう。

 

きつ音は、自分ではどうしようもないものです。それを笑うことは許されることではありません。

 

あなたは何も悪くありません。

 

だから、きつ音をからかう行為やイジメ、笑うことを許してはいけないのです。

 

そのために学校の自己紹介で、さいしょに自分がきつ音であることを公表し、「わざとやっているわけではない」「だから、笑ったり、からかわないでほしい」と、ハッキリ伝えます。

 

もしも「お前のしゃべり方、変だな!」と言われたら、「わざとやっているわけじゃない。気にしないでくれ」「それがどうした?」と、やめてほしいと意思表示しましょう。

 

イジメ、からかいは相手が反応する(あなたが泣いたり、落ち込む)から、おもしろがってエスカレートします。あなたがきぜんとした態度でいれば、相手も笑ったり、からかうのをやめます。

 

他人をイジメるような人と、無理をして友達にならなくてもいいのです。

 

あなたがあなたらしくしていれば、仲良くしてくれる人は必ずいます。安心してください。

 

>>自治体の発達相談窓口

 

 


>>【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム