仕事と就職
■仕事と就職■
きつ音だから、やりたい仕事、好きなところに就職できない・・と、考えないでください。
それは、もしかしたら「きつ音のせい」にして、しない、やらない、することから逃げているのかもしれません。
たとえ、きつ音でも内閣総理大臣になった田中角栄さんのような人物もいます。
どもる人にできない仕事はほとんどありません。あなたが本当になりたければ、あきらめなければ、どんな仕事にもつける可能性はあります。
大学の先生になった人もいます。人前で講義や講演、テレビに出演してもいます。小説家になった重松清さんのような方もいます。
「ボクは吃音ドクターです」という本を出版した、お医者様の菊池良和さんがいます。
言葉が詰まる人は絶対になれないとあなたが思っている、話す職業についている人もたくさんいます。アナウンサー、声優、落語家、弁護士、俳優など。
好きでアナウンサーになった人もいますし、きつ音を克服するために、あえてアナウンサーになった人もいます。
ほかにも、プロの将棋士、プロボクサー、公務員、接客業や営業職もいます。
きつ音は頭の中で起きるものなので、緊張する場面を何度も経験することで慣れて平気になって、話せるようになっていきます。
もちろん、すべての人がそうなるとは限りません。
それでも、わたしはきつ音であることを理由に、あなたに挑戦することから逃げてほしくはありません。