吃音とは
『吃音(きつおん)は治らない』
医学部で、きつ音を勉強するとき、基本的な概念として、そう教わります。
だから耳鼻科医のなかには、きつ音の治癒や軽減は「あるはずがない」と思っている人もいます。
本当に、きつ音は治らない。改善は期待できないのでしょうか。
都筑澄夫教授の臨床試験では、36%の人が治っています。再発することもまずありません。また完全に症状がゼロにはならないものの、辛さはなく、日常生活に支障がないケースも38%あります。
つまり、あわせて74%程度は治る、またはそれに準じた状態です。
だから治りにくいひと、治らないひとも確かにいるけれど、吃音は治らないとは言えません。
■吃音症とは■
言葉がうまくでない、早口になってしまう、詰まってしまうこと。頭の中で「こう話そう」と思った言葉がパッとでてこない状態。
幼児の5%、成人の1%に見られるといわれます。
自分の意思とは関係なく、言葉が出にくくなる症状です。
挨拶なら
「ここここ、こんにちは」
「こーんにちは」
「・・・・こ」
のように、最初の音を繰り返す。伸ばしてしまう。言葉に詰まってしまうなどします。
このサイトは、誤解や当事者間でも隔たりのある、きつ音の原因、症状、改善法など、わかりやすくまとめました。
きつ音に悩むあなた、またご家族の肩の荷が少しでも軽くなれば幸いです。